株式会社レジデンシャル不動産

Vo.33 地域の子どもたちとご家族のためにという思いから

子ども食堂を始めたきっかけを教えてください
もともとは子ども食堂をしたいという思いからキリスト教会の中で議論を重ねてきましたが、2019年にその計画が実現に至りました。
根底には聖書の教えがあり、「イエス様はあなたを愛しておられ、私たちもあなたを愛しています」という理念のもと、地域の子どもたちとご家族のためにという思いをもって、2019年9月から「ちいろばキッチン」として活動を始めました。
活動を始めるにあたって、近くで開催している子ども食堂の方にもご協力いただき、試行錯誤を繰り返しながら進めてまいりました。
子ども食堂を運営していて楽しいことは何ですか
基本的に月一回、第一土曜日に子ども食堂を開催していますが、最近は子どもだけで20人程度、全体では50人程度のご参加があります。
子どもたちのために安心できる空間と美味しい食事を提供することを目標としていますので、子どもたちが安心して楽しんでいる姿を見るのは、スタッフにとって喜びです。
子どもたちが帰り際に「また来るね!」と言ってくれるたび、次回もまた頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
また、スタッフ、ボランティアの方々の間でも和気あいあいとした雰囲気が保てているようで、心を合わせて一緒に働く喜びも感じられています。
子ども食堂を運営していて大変なことは何ですか
準備や企画など大変なことは多くありますが、最近の問題としてはやはり人手不足が挙げられます。
他の子ども食堂でキッチンスタッフをしておられる方に来ていただいたり、参加者の親御さんにもご協力いただいたり、様々な方法で人手の確保をしています。
また、最近の食材の高騰の影響も大きく、経済的な面では不安を抱えています。それでも、子ども食堂の活動を知ってくださっているご近所さんから食材などいろいろなものを支援いただくこともあり、可能な限り、活動を継続していきたいと願っています。

当社従業員コメント

今回、実際に訪れて、地域にとってこの場がどれほど大切な存在なのかを実感することが出来ました。
コロナ禍には集まって食事をすることが難しく、お弁当を作って配る形で活動を続けていたと伺い、その継続の裏には大きな努力があったことが伝わってきました。また、赤字が続き運営面で大変な状況だというお話もあり、こうした場を支える方々の思いの強さを実感しました。
当日は、食事に加えてデザートの提供やビンゴ大会も行われ、会場がとても明るい雰囲気に包まれていました。
食事ができるまでの間、子どもたちはおもちゃで遊んだり、ピアノを弾いたり、鬼ごっこをしたりしながらのびのびと過ごしており、子どもたちにとって安心して過ごせる居場所になっているのだと強く感じました。
これからも地域の力となり、長く続いていくことを陰ながら願っております。