子ども食堂を始めたきっかけはなんですか

昔テレビでお蕎麦屋さんが町と協力して、ご飯が食べられない人のサポートをしているのを見て、
感銘を受けやりたいと思うようになりました。
しかし、コロナ禍だったり、自身の体調などの関係でなかなか始められず体が少し良くなってから、
「やりたい」と声を挙げて賛同してくれる人をどんどん増やしていきました。
一人ではなく、町全体で子どもたちを守ることが素敵だと思い、そんな活動にしたいと思い始めました。
また、この地域にこのような活動が一つもなかったこともやろうと決めた理由の一つです。
今は子ども食堂だけでなく、子育て交流サロンも開いています。
今後は不登校の子のための‘居場所’を作りたいと思っています。

子ども食堂を運営していて嬉しいことは何ですか

何よりも子供の笑顔が一番。
毎月2回開催しており、その度に元気な姿や成長を見ることができることがとても嬉しいです。
特にハロウィンやクリスマスなどのイベントの時にはご飯を豪華にしたり、
調理実習などを行い、様々な体験ができるようにしています。
そこで、いつもと違う様子の子供たちを見ると、
「あれ、一人っ子のこの子がこんなことするんだ!」と嬉しく思います。
子ども達の中には、褒めてもらいたくて進んでお手伝いをしてくれる子もいるので、
そういう時はたくさん褒めてあげるようにしています。

こども食堂を運営していて大変なことは何ですか

こども達にご飯をたくさん食べてもらって、お腹いっぱいにさせてあげることはできても、
その子の家庭環境や状況は変えてあげられないことです。
いつも元気で笑顔な子でも、こども食堂に入って4.5ヶ月くらいで、家庭のことで不満や愚痴を吐いてくれたりする子もいます。
でも、こちらが何かしてあげることはができないため、その度に辛い気持ちになります。

ですが、子ども食堂を楽しんでくれたり、不満をこぼしてくれるくらい信用がある関係を築けていること
心のよりどころになっていることはまさに、人と人とのつながりで出来ているんだと感じました。

当社従業員コメント

工藤さんをはじめ、ボランティアの方4名で子どもたちの食事の準備から
子どもたちとの交流をしており、近隣の方からのアイスの差し入れなど、
工藤さんと地域の方々が一丸となって素敵な子ども食堂が作られていました。

子ども食堂に来る子どもたちはそれぞれ複雑な家庭の事情があるとお聞きしましたが、
元気に遊んだり、駆け寄ってくる子どもたちがとても楽しそうでした。
子どもたちの食事が1食分でも確保できるように。との想いで始めた子ども食堂が
実際に子どもたちにとっての憩いの場になっていて、とても暖かい空間だと感じました。