株式会社レジデンシャル不動産

vol.25 子どもたちが安心して過ごせる居場所を作りたいと想い

子ども食堂を始めたきっかけを教えてください。
この活動を立ち上げたきっかけは、福岡で子どもが餓死するというニュースを目にし、「地域に子どもたちが安心して過ごせる居場所を作りたい」と強く思いコロナ禍ではありましたが、2021年6月に始めました。
誰もが支え合い、温かいつながりを感じられる場所をつくることが、私の目指す形です。
子ども食堂を運営していて楽しいことは何ですか。
この活動を続ける中で、何より嬉しいのは、子どもたちの笑顔が見られることです。
安心できる場所で楽しそうに過ごす姿を見るたびに、この場をつくって良かったと心から思います。
また、子ども同士の繋がりが生まれ、それがやがて親同士の繋がりへと広がっていくのも、大きな喜びの一つです。
地域の中で支え合う関係が少しずつ育まれ、それに共感した方々がボランティアとして参加してくれることも増えています。
こうしたつながりの輪が広がることで、誰もが安心して過ごせる温かい地域づくりに繋がると信じています。
子ども食堂を運営していて大変なことは何ですか。
この活動を続ける中で、大変なことは特に経済面の課題は大きく、現在助成金を受けずに運営しているため、資金のやりくりには常に頭を悩ませています。加えて、物価の高騰も影響し必要な食材や物資の確保が以前より難しくなってきています。
また、「子ども食堂」に対する誤解やマイナスイメージを払拭することも大きな課題の一つです。
「経済的に厳しい家庭のためだけの場所」という印象を持たれがちですが、私たちはすべての子どもたちが安心して集まり、楽しい時間を過ごせる居場所を目指しています。
地域全体で支え合い、子どもも大人も気軽に参加できる場であることを、もっと多くの人に知ってもらいたいと考えています。

当社従業員コメント

まず驚いたのは子ども食堂を立ち上げた代表の宮津様が、高校生の時にこの活動を始め、現在は大学生として運営を続けていることです。
また、ボランティアの方々も多様で、宮津様の母校の高校生や、彼が現在通っている大学の学生、さらには地域の方々も協力していました。
それぞれが役割を持ち、支え合いながら食堂を運営している姿に、地域の温かさと助け合いの大切さを感じました。
今回の訪問を通して、私達自身も何かできることがないか考えるきっかけをもらいました。
今後もこのような活動に関心を持ち、少しでも貢献できる方法を見つけていきたいと思います。