株式会社レジデンシャル不動産

Vol.27 足立区で『給食が唯一の栄養のある食事』である子ども達との出会いから

こども食堂を始めたきっかけを教えてください。
代表である私自身、市営団地育ちで、親ではなく祖父母や地域の人に支えられた実体験や、足立区で『給食が唯一の栄養のある食事』である子どもと出会ったことがきっかけです。
「まず温かい食事で安心を、そこから制度や学習支援へ橋渡しする窓口を」との思いで、コロナ禍が比較的落着いた後、共同創業者の柏倉が始めたこども食堂を再開しました。
こども食堂を運営していて楽しいことは何ですか。
私たちの活動により、来てくれる子どもたちに良い変化が生まれたことを実感する時です。
具体的には、暴力的な子や無言だった子が笑顔で手伝ってくれた時の表情・行動・関係性の変化を見届ける度に喜びややりがいを感じます。また、地域住民の大人の居場所にもなっていると感じており、地域で子育てすることで機会格差を縮める拠点になっていると確信できる時です。
こども食堂を運営していて大変なことは何ですか。
安定した食材・寄付金の確保や食品衛生管理、ボランティアのシフト調整など、大変なことはたくさんあります。
また、支援を必要とする家庭ほど情報が届きにくいという矛盾を埋めるアウトリーチ、そして開催場所の家賃や光熱費も増大し、物価高騰が献立を圧迫するなど持続可能性の確保は常に課題です。

当社従業員コメント

こども食堂は、食の支援だけでなく、心の居場所としても重要な役割を果たしていることを実感しましました。
改めて、こども食堂にくる子どもたちは、色々な家庭の事情があり、こうした施設がなければ子どもたちが笑顔で過ごせない事を想像すると、より一層なにか手助けをしてあげたいという気持ちでいっぱいになりました。
未だに、9人に1人が貧困レベルの子どもがいるという事を聞き、予想以上の人数でとても驚きました。
この経験を通じて、今後も自分にできる形で地域の支援活動に関わっていきたいと思います。

🌸(株)ERK様との事業連携の記事はこちら ⇒ 企業とともに子どもたちの未来を支える あだちキッズカフェ訪問レポート