株式会社レジデンシャル不動産

Vol.28 TV番組でみた取り組みをきっかけに

フードバンクを始めたきっかけを教えてください。
会社員として中華人民共和国へ法人代表として工場の建設と稼働のため
駐在しており、稼働から数ヶ月後、腎臓に異常がみつかり精密検査の結果、免疫の暴走で
自身の腎臓を攻撃する病気に罹患していることがわかり帰国し退職。
2006年から人工透析になり毎週輸血しなければ保てないほど体調が悪化。
その入院渦中にTV番組で「余った食のゆくえ」と題し日本初のフードバンク団体である
セカンドハーベスト・ジャパンの活動を知りました。
病院をいくつか変わって体調が回復しだして動けるようになってきたとき
東日本大震災が発生、TVから悲惨な災害の状況報道の一方で全国からボランティアが
かけつけ支援の様子を見ていました。

制限があるもののある程度体も動けるようになってきたので、自身が病で弱い立場になって
はじめて弱い立場の人たちに関心が向くようになり、自身のキャリア(主に物流と食に関わる)を有効に活かせる
フードバンクの設立を決意しました。

 
フードバンクを運営していて楽しいことは何ですか。
日常、楽しい、と思えるようなことはなかなかありません。

自分たちの支援が、それを必要とする方々に届き、その声を知ることができたときは
嬉しいときではあります。
フードバンクを運営していて大変なことは何ですか。
少ない予算、少ない人員で運営しなければならないことで
大きな工場を立ち上げてそれを運営しているときより心労は多いです。

当社従業員コメント

セカンドハーベスト京都様の「こども支援プロジェクト」に参加させていただきました。
総数104名が参加した大規模なプロジェクトでした。

今回は京都府の小学生のお子様がいる家庭に向けて、夏休み中で普段の給食がないことに対しての支援で
1,200世帯へ食品出荷のお手伝いをさせていただきました。
主な作業はコンペアに流れてくる段ボールに食品を入れることと、空き段ボールの処分を行いました。
他の参加団体として企業様だけでなく、学生団体の方も授業の一環として参加されておりました。
コンペア作業という共同作業の中でコミュニケーションを取り、楽しく作業することができました。

この活動は2018年から始まり、年々配布する世帯数を増やす取り組みをされており
去年は1,000世帯で今年は1,200世帯へ増加となりました。
今後より多くの世帯へ配布が行えるよう、当社としても事業を通じてフードバンクの認知が
広まるよう努めてまいります。


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