埼玉りそな銀行にて社会課題解決を目的とする「ソーシャルローン」を活用し、 7億円資金調達いたしました
当社はこの度、「ソーシャルローン」により7億円の⾧期資金を調達いたしましたのでご報告いたします。
「ソーシャルローン」を活用した調達手法は、中古マンション再生事業者としては初めてとなります。
ソーシャルローンとは、「ソーシャルローン原則」(※1)に準拠し、社会的課題の解決・緩和に資する事業の資金を調達するために実行されるローンのことです。なお、本件は、株式会社格付投資情報センター(R&I)から「ソーシャルローン原則」及び、金融庁が定める「ソーシャルボンド・ガイドライン」への適合に係る意見書(※2)を取得しています。
意見書にもございますが、当社は中古マンション再生事業により持ち家比率の上昇に寄与し、生活基盤の向上や地域社会の活性化にもつながっていくと考えておりますが、本取り組みは、我が国住生活基本法(第3条)に定める国民の住生活の基盤となる良質な住宅の供給、にも沿ったものとなります。 加えて中古マンション再生事業は、新築マンションと比較し、工事におけるCO2排出量削減、使用木材量削減といった環境負荷の低減に寄与しており、こうした取り組みは、2020年政府宣言「カーボンニュートラル」の取り組みにも繋がっております。
また、良質でお求めになりやすい住居提供のため、当社では住宅設備、木質材料を自社でボリューム購買し、自社独自の物流ネットワークにより各エリアへ適材適所にスピード搬入し、短期間で物件を完成させるビジネスモデルの更なる充実を目指します。
なお、本件は、埼玉りそな銀行の実行によるものですが、同行単体として初の取り組みとなります。(※3)
調達資金は、高品質でお求めになりやすい住居提供のため、リノベーションに係る諸経費支払い等の運転資金に充当します。こうした取り組みを継続することは、所得格差の拡大や貧困問題等の社会的課題解決に繋がると考えます。 また、全国で中古マンション再生事業を展開することは、地域の雇用向上、地域の事業創生、地域の良質な住環境の提供による住宅問題の解決といった地域の課題解決ひいては地域貢献につながるものと考えています。 当社は引き続き持続的可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
<スキーム図>
※1:ソーシャルローン原則 英Loan Market Association(LMA)、香港に本部を置くアジア太平洋地域業界団体AsiaPacific Loan Market Association(APLMA)、米Loan Syndications and TradingAssociation(LSTA)が、2021年4月発行した社会プロジェクトに使途を限定する融資の国際ガイドライン。
※2:株式会社格付投資情報センター(R&I)による評価レポートをご参照下さいhttps://www.r-i.co.jp/rating/info.html
※3:埼玉りそな銀行掲載記事はこちらhttps://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/info/detail/20230831_3110.html