2025.10.9
レジデンシャル水族館に「スジアラ」が仲間入りしました🐟🫧

このたび、レジデンシャル水族館に新しい仲間「スジアラ」が加わりました🐟
スジアラは南日本から南シナ海にかけて分布する魚で、沖縄では「アカジン」と呼ばれる人気の高級魚です。
幼魚の頃は茶色っぽい体色ですが、成長すると鮮やかな赤色に変化し、海中でもひときわ目を引きます。
食用としても非常に美味しい魚であり、地域によっては特別な料理に使われることもあります。

現在当館にいるスジアラは、体長約15cmの幼魚です。野生では最大80cm前後に成長し、寿命は20年以上といわれています。
今後どのように成長していくのかを間近で観察できるのは、とても貴重な機会です😊
今回のスジアラは、国立研究開発法人 水産研究・教育機構からご提供いただいた個体です。
同機構は、日本最大の水産研究機関であり、これまでに世界で初めて「ウナギの完全養殖」に成功するなど画期的な研究成果を上げています。

引用:水産振興ONLINE
近年では、世界で初めてスジアラの完全養殖に成功しました。
これで、減る一方の天然資源にたよらずに、スジアラを育て続けられるようになりました。
現在では、安く安定して食卓へ届けられるようにするための研究が続けられています。
レジデンシャル水族館では、このスジアラを通じて「魚の生態」や「水産業を持続可能にするための研究」を知っていただけるよう、子ども向けのわかりやすい解説パネルも設置しています。
ぜひご来館の際は、新しい仲間「スジアラ」の成長を見守っていただければ幸いです。